「クラスター Advent Calendar 2025」4日目の記事です。
こんにちは、クラスター株式会社のソフトウェアエンジニアの
id:shiba_yu36です。最近はソフトウェアエンジニアとして機能改善を行うと同時に、AI活用の模索も行っています。
社内のAIコーディング導入を加速するため前提知識をまとめたガイドラインを書いた - Cluster Tech Blogに書いたとおり、クラスター株式会社では開発チームの希望者にClaude CodeのMaxもしくはProプランを配っています。これにより開発効率向上の効果が出つつありましたが、「開発チームに新メンバーとして自律的に動くAIが加わった」というレベルにはなっていないという課題を感じていました。この課題を解決するためにClaude Code Actionを導入した取り組みを紹介します。
- 課題:人間がAIに作業を開始させる必要があり、AIの新メンバー化に至っていない
- 解決策:Claude Code Actionを導入し何かのイベントで自動起動するように
- 導入後どのようなワークフローが作られたか
- まとめ
課題:人間がAIに作業を開始させる必要があり、AIの新メンバー化に至っていない
希望者にClaude CodeのMaxもしくはProプランを配った後、それぞれのメンバーは手元でClaude Codeを起動して作業していました。Claude Codeを活用するメンバーが増えたことで着々とAIコーディングの環境が整備されており、結果的に各開発者の開発効率は上昇していました。

一方で課題を感じていました。Claude Codeを手元で使っているだけでも、作業サポートや壁打ち相手として役立っています。ただ、今のやり方だとAIにどんな細かい作業をしてもらう時にも、まず人間が「〇〇をやろう」と考えてから、AIに作業を開始させる必要があります。これだとAIをツールとして使っているだけに留まり、人間側の思考リソースへ負荷と細かいコンテキストスイッチが発生します。この結果、AIにどれだけ作業をやらせても人間側のボトルネックが大きいと感じていました。
このように人間がツールとして細かくAIを管理するのではなく、新メンバーの一員として開発チームに人が増えた時のように、「自律的に動くAIが新メンバーとして加わった状態」を目指したいと考えていました。そうすれば人間側のボトルネックが緩和され、AIに1メンバーとして細かい作業をどんどん任せられるようになり、開発効率がより最大化できるはずです。
解決策:Claude Code Actionを導入し何かのイベントで自動起動するように
この課題を解決するためには、人間側がAIの作業を開始させるのではなく、何らかの形で自動で起動してClaude Codeに作業をさせると良さそうです。自動起動して作られた成果物を人が見るという形にできれば、AI自体がより人と同じ立ち位置で動くことになります。
自動での起動はClaude Code Actionを使ってGitHub Actionsのワークフローを作れるようにすれば、簡単に実現できそうでした。たとえば週1の月曜の朝に・Pull Requestができたとき・ラベルがついたときなどにフックして自動でClaude Codeを動作させられます。

導入は公式ドキュメントが充実していたので、こちらを参考に行いました。弊社ではAmazon Bedrock経由でClaude Code Actionを使うことになったので、公式のBedrock利用方法資料やClaude Code ActionをBedrockで動かすの記事を参考にしました。主にやることとしては次の3つだけでした。
- カスタムGitHubアプリを作る
- AWS側にGitHub OIDCアイデンティティプロバイダーと実行するためのIAMロールを作る
- GitHub ActionsでAWSの認証情報を使い、Claude Code Actionを実行する
導入後どのようなワークフローが作られたか
Claude Code Actionを導入したことで、チームメンバーが活用し、すでに以下のようなワークフローが作られています。
- 週一で自動起動して、元々人が手作業でやっていた単純なコード掃除をする
- 「request-claude-code-review」ラベルを付与したら、Pull Requestをレビューしてインラインコメントする
- dependabotによるライブラリ更新Pull Requestができたら、ライブラリにどういう変更があって、現在のコード内でどこに影響があるかを自動分析し、Pull Requestにコメントをする
結果として、AIに何かをさせたいとき、人間がトリガーにならずとも自動で作業してくれる状態を作りやすくなりました。これにより「開発チームに新メンバーとして自律的に動くAIが加わった」という状態に少し近づいたと感じています。
まとめ
今回は「開発チームに新メンバーとして自律的に動くAIが加わった」という状態を目指して、Claude Code Actionを導入した取り組みについて紹介しました。より理想に近づくためにはワークフローを増やしていく必要はありますが、チームメンバーがワークフローを作りやすい土台作りはできたと思っています。Claude Code Actionがどのような課題を解決できるかの参考になれば嬉しいです。